エピス・クァルテット


エピス・クァルテットの演奏を聴きに、JTアートホール アフィニスへ。初めて訪れるホールでしたが、室内楽向けの小さめのホールでした。演奏曲目は以下。

シューベルト:弦楽四重奏曲第10番
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番<終楽章は大フーガの初稿版>

シューベルトは初めて聴きましたが、相変わらず聴きやすく、また相変わらずの繰り返し。ただ、やはり14, 15番などの作品に比べるとシンプルな作りでした。ベートーヴェンは終楽章が大フーガということで、なかなか巨大な弦楽四重奏曲。演奏するほうも大変だと思いますが、響きも綺麗で複雑な大フーガも楽しめました。ベートーヴェンはそんなに好きではないほうなんですが、後期の弦楽四重奏曲は本当に良いなと思います。



スポンサーサイト

theme : クラシック
genre : 音楽

ハーゲン・クァルテット2017


ハーゲン・クァルテット
シューベルト&ショスタコーヴィチ ツィクルス

[曲目]
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲3番
シューベルト:弦楽四重奏曲13番<ロザムンデ>

ハーゲンカルテットを聴きにトッパンホールへ。ハーゲンカルテットは何年ぶりだろう。もともとショスタコーヴィチは好きだけれど、近年はシューベルトにもはまっていて、これは聴きにいかねばと思い、重い腰をあげた。ロザムンデは有名な旋律があるものの、生で聴いたのは今回が初。ショスタコのシンフォニー7、8にも通じるような3番も音色豊かで、かつ鬼気迫るものもあり、聴きごたえあったが、やはりシューベルトを聴くとこっちがいいなぁと思ってしまった。自身が老化しているということなのかもしれないが・・・。




モディリアーニ弦楽四重奏団


2015.11.21

モディリアーニ弦楽四重奏団 at 神奈川県立音楽堂

[曲目]
モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第1番
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番「セリオーソ」
(アンコール)
アンダーソン:プリンク・プレンク・プランク
ローマン・ホークシュテッター:ハイドンのセレナーデ

フランスのパリ国立高等音楽院出身の若手メンバーで構成されたモディリアーニカルテットの演奏会へ。今回はチェロのフランソワ・キエフェルが怪我で残念ながら来日できず、マルク・コッペイが代奏という形に。マルク・コッペイは元イザイ弦楽四重奏団のメンバーとのこと。

モディリアーニ・カルテットですが、結成12年ほどの若いカルテットとはいっても、すでに世界を舞台にかなり活躍しているカルテットらしく、やわらかい美音と熟練カルテットのような安定感のあるアンサンブルを披露してくれて、とても楽しめました。ショスタコの1番が特に良かったですね。自分もカルテットもどきのことを今やっているのでモチベーションが上がる演奏でした。

ベートーヴェンの弦楽四重奏曲14番冒頭の仕掛け


2015.07.02

ベートーヴェンの弦楽四重奏曲14番といえば、ベートーヴェンが少し苦手な自分でもとても気に入っている曲で、弦四の中では一番の傑作だと思っているんですが、1楽章冒頭の1stVn~2ndVnが奏でる音に、7つという弦楽四重奏曲としては珍しい楽章構成の全ての調の主音が含まれているらしいです。カルテット奏者には常識のことなのかもしれないですが、自分は全く気付きませんでした。そこまで考えて1楽章の難解かつ精妙なフーガを作って、しかもあれほど音楽的に美しいものを書き上げたかと思うと本当に恐ろしくなります。他にも色々な謎というか、工夫が隠されてそうですね。

アルカント・カルテット 第2夜 王子ホール


2012.01.13

アルカント・カルテット 第2夜 (王子ホール)


[曲目]
================================
J.S.バッハ:フーガの技法(BWV1080) コントラプンクトゥス 1,4,6,9
クルターク:6つの楽興の時
J.S.バッハ:フーガの技法(BWV1080) コントラプンクトゥス 11
シューベルト:弦楽四重奏曲 第15番
(アンコール)
ハイドン:弦楽四重奏曲 第64番 第2楽章
================================

2日連続でアルカント・カルテットの公演へ。
今回は全部未聴の曲(フーガの技法も知りません)でしたが、アルカント・カルテットならどんな曲も楽しませてくれるはずだと期待してチケットを購入。結果的に聴きに行って良かったと思いました。前日の演奏も素晴らしかったですが、この日はそれ以上の演奏だったと感じました。

曲を知らないので、細かいことは他の方の評論に任せるとして。まずバッハから。フーガの技法ということで複雑な音楽を想像していましたが、そこはやはりバッハの音楽、大変聴き易くて、すっと4つの音の動きが入ってきます。やはりバロックというのを意識しているのか4人の奏者とも意識的にノンビブラートを多用しているように聴こえました。ケラスは予想に反してバロックモードではなく、普通のチェロ。その理由はバッハを全曲演奏せずに、途中からクルタークの曲を演奏するためだったたと推測されます。

今回の演奏会は誰の発案かはわかりませんが、バッハ⇒クルターク、そしてバッハに戻るという面白い演奏の流れでした。他声音楽の起源(バッハ)と、前衛音楽(クルターク)の対比をさせたかったのか、はたまたバッハもクルタークも実は根本的なところでは繋がっていると表現したかったのか。ともかくもクルターク(夢or未来?)からバッハに戻る際の音が静止していき、自然にバッハの音楽(現実or過去?)に戻ってきた時の感動というか、安心感というか、言葉では上手く表現できません。素晴らしい工夫だと思いました。

クルタークの音楽は、現代音楽ということで、やはり色々な奏法を駆使し、旋律に乏しいものでしたが、つぶやく様な音、4パートの流れるような繋ぎ、あちこちで囀るハーモニクス、高速な金切り声のような早い弓、冷たい平坦なロングトーン、独特の間、など色々と楽しめる音響が散りばめられていました。どうせ理解不能でつまらないんだろうなーと思っていたのですが、思っていたよりも聴きやすかったです。アルカント・カルテットは、大変な難曲に聴こえたこの曲を、易々と弾いているように見えました。第5曲「鳥の回想」はタベア・ツィンマーマンに捧げられているようです。

そしてメインのシューベルト15番、これが一番感動しました。繰り返しがあるためか、非常に長い曲だったのですが、4人が作り出す世界があまりに壮大で変幻自在。たった4つの似た音を出す楽器から、オーケストラ以上のドラマチックなサウンドを表現していたように感じました。音楽が本当に一つの生き物のように聴こえました、あれは大多数でやるオーケストラではできない業だと思います。1楽章は刻みの上で旋律が動くせいか、ブルックナー風の壮大なイメージを持ちました。2楽章のチェロの旋律がまた素晴らしかった。ケラスは旋律の要所要所でビブラートをかけるものの、おおむねノンビブラートな感じの弾き方で、それが独特の幻想的な雰囲気を醸し出していました。伴奏もふわふわした感じで曲の雰囲気をよく表していました。アルカント・カルテットの独特の軽さと、音色の多用さ、間や揺らぎが、シューベルトの音楽にぴたりとはまっていたと思います。ベートーヴェンも良かったのですが、より幻想的なシューベルトのほうが自分は合っているなと感じました。

アンコールは、ハイドンの64番からアダージョ。この日もケラスが日本語で曲紹介してくれました。この曲も初めて聴く曲でしたが、ハイドンらしい穏やかな曲で、心地よく楽しめました。シューベルトで消耗された大量のエネルギーが、リフレッシュして戻ってくる感じがしましたね。

しかし、女性陣の服ですが、前日とドレスが変わってました、日曜?のトッパンホールの公演も曲が違うので、別のドレスでしょうか?あのドレスは大量に空輸してるんでしょうかね・・・。ともあれ次回の来日も期待したいところです。あと、シューベルトの15番の録音を出して欲しいですね。ベートーヴェンの後期弦楽四重奏でもいいけど。


theme : クラシック
genre : 音楽

最近の記事
カテゴリー
プロフィール

ふじよん

Author:ふじよん
ソフトウェアエンジニア(プログラマ)・ITコンサルタント・SE・個人投資家・資産運用アドバイザ・マネーコンサルタント・チェリスト・LineLiver・WEBライター・陸マイラー etc


音楽が主な趣味で、楽器はチェロとピアノを弾きます。チェロはオーケストラなどでエキストラ(賛助)としてよく弾いてます。チェロは不定期ですが指導も。他に登山(百名山登山)・美術館巡り・スパ温泉巡り・ヨガ・合唱などが近年のマイブーム。いろいろ手広くやってる自由人です。


専門はIT屋さんですが、長年やっている投資(資産運用)のほうも順調で、パッシブインデックス派、安定したリターンを生んでいます。ようやくアーリー・リタイアも可能な水準に。


プログラム依頼・IT/マネーコンサルタント業務・チェロレッスン・エキストラ依頼など、お仕事の依頼があれば以下まで。受けられるかは内容次第です。

aroniavc*gmail.com (*は@に変換)

プログラム開発や、資産運用相談など、いろいろなプラットフォーム上でも行っています。

FC2カウンター
ブログ内検索
Follow Me

Instagram
リンク
  1. 無料アクセス解析