トランプ氏が中国への追加関税の検討を指示


「またか」という感想だが、トランプ氏が中国への約1000億ドル規模の追加関税の検討を指示したそうだ。
前回は500億ドルで中国が即座に対抗してきたら、次は1000億ということで、スケールは途方もなく大きいものの、子供の喧嘩のようだ。あくまで「検討の指示」なので、実際に貿易戦争に発展するかはさておき、トランプ氏の性格からして自身(アメリカ)が相手よりダメージを受けることには納得しないだろうから、中国以上の措置は必ず取るぞという意思を明確に示したかったのかもしれない。

このニュースのせいで、これから上昇トレンドになるかと思われた米株式先物が大幅下落してしまった。発言で毎日のように価格が大きな上下動をするので、値幅は取りやすいが、トレンドがどうなるのかは全然予測できない。現状は、企業決算の内容が良ければ、一旦23000ドルで底は固まって、上昇基調で推移するのではないかと思っている。選挙があるから、トランプ氏も株式にマイナスのことばかりはできないどころか、何らかの株価対策を取ってくるだろう。

しかし、今後1年でNYダウ30000ドル超えというシナリオはもう実現しないのではないだろうか。既にFRBは利上げモードになっていて、ECBも緩和策の出口を検討している中、すでに割高とされる米国株式市場でどれだけの上昇余地があるのか。米10年債金利がもう少しで3%というところで、株式の優位性も薄れてきている状況だ。大型減税のような話題も、さすがにもう織り込んだだろう。

もし、これから更なるバブルが発生するとしたら、システムトレードによる一方的な釣り上げ(トレンドフォローシステム)の影響か、日銀の追加金融緩和発動ということかもしれない。最近の超絶バブルである仮想通貨バブルは「おそらく」はじけてしまった。リーマンショック前は不動産バブル・コモディティバブルが一早くはじけている。不動産もコモディティも最近は「暴落してはいないとはいえ軟調」ではあるので、金が余っていても、おそらく需要そのもの自体が減っているということで、景気後退方向へ動いていると推測される。

今年なのか来年なのか、はたまた再来年なのか、明確な時期はわからないが、そう遠くない将来に、リーマンショック以来の景気後退に入るのだろう。それまで上昇相場・レンジ相場に従って稼ぐか、今のうちから資金を引き揚げて下落相場に備えるか、判断が悩ましいところだ。なにせ日本の預金・国債金利は殆どゼロなので資産が減ることはなくても、増えることもないからだ。

ソーシャルレンディング・クラウドファンディングという選択肢もあるが、リスクオフ相場に入ると仮定するなら、非常にリスキーな選択。そうなってくると、財務体質が強固な高配当株・ディフェンシブ株への投資になるだろうか。下落のタイミングがある程度読めるなら、ショートという選択肢ももちろんあるが、実際のところ天井だったり、下落幅を判断するのはとても難しいので、下手すると大きな損失を被る可能性がある。バブルというのは本質的価値から「途方もなく過大評価」されるわけで、冷静で適正価格がわかる人ほど、ショートを行うと火傷してしまう。かといって、下落トレンドが確定したと思ってからショートしても、取れる利益は限定的だし、逆に急反発を食らって撤退というリスクも大きい。世界最高の投資家バフェットは粛々とキャッシュを積み上げているそうだから、それにならって一時的に資産を増やすのはあきらめて、キャッシュを地道に積み上げて、暴落後に株式を買いあさるというのが一番賢いのかもしれない。




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