楽天の株価が冴えない


業績自体はそう悪くないモノの、携帯電話事業者として第4のキャリアへの認可が下りた楽天の株価が下落基調だ。
とうとう800円を割ってしまった。色々と矢継ぎ早に新サービスに参入したり、企業を買収したりしているが、主力だったEコマースの楽天市場がAmazon・Yahooなどとの競争激化と、サイトのサービスの使いにくさで落ち目な上、投資先の事業が今後目が出るかはわからないものばかりだ。

プラットフォーマーとして楽天ポイントによる経済圏を構築しようとしているが、その楽天ポイントばら撒きにより、なかなか収益が伸びないという弱点もある。かといって、楽天ポイントをやめれば、ユーザはさほど魅力的とも思えない楽天のサービスをすぐさま捨てるだろう。またポイント経済圏を構築しようとしているのは他社もそうであり、共通ポイントが乱立してきている状況で、楽天じゃないと駄目という理由はだんだん薄れてきている状況だ。楽天市場に出店している事業者も、だんだん費用対効果に疑問がでてきている頃合いだろう。

MVNOとして楽天モバイルを持っておきながら、何故今から3大キャリアが寡占状態となっている携帯電話事業に参入するのだろうか。ソフトバンクですらボーダフォンを買収という形で参入している。企業規模も圧倒的な3大キャリアが長年かけて構築してきたサービスと対抗できる勝算があるということなんだろうが、多くの人は厳しいとみているから株価が下落しているだろう。楽天はPER/PBRも割安というわけでもなく、配当利回りだって決して高くない。将来の成長期待が剥げ落ちたら、今の株価でも高すぎることになる。

しかし、消費者としては競争激化により携帯電話サービス全体がより安価・高品質に提供される可能性があるわけだから、頑張ってはもらいたいところだ。投資家としてみる限りは、楽天の将来は暗いといわざるをえない。競合がどんどん現れやすいEコマースの分野での成長は難しいだろう。楽天銀行・楽天証券・楽天カードのような金融事業が、景気後退により安定した利益を生めなくなるようになるときが危ない。

キャリアとしてサービス開始予定の2019年10月頃となると、もはや近年のように順風満帆な経済状況である可能性は低く、楽天は厳しい経済状況の中、危険な船出となると推測する。現状、楽天関連のサービスは本当に使いづらく、カスタマーサービスも悪い。英語公用化などといって、意気揚々と参入した海外事業では失敗してしまったが、果たして最後の砦の国内事業と、4番目の携帯電話事業者として、もう一華咲かせることができるだろうか。



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