トルコリラショックの影響でリスクオフの円高となり、日経平均株価は大きく値下がり。これで日本株の上昇期待も剥落してしまったように思える。トルコリラ投資家の中には数百万~数千万円のロスカットを食らった人もいたようだ。おそらくトルコリラ以外の高金利通貨で同様の勝負を仕掛けていれば勝利できたのだろうが、エルドアンという経済音痴が大統領となり独裁的な権力を握るという巡りあわせが不運だったということだろう。
私もトルコリラには4月上旬から参戦し、これだけ叩き売られたら下値余地も限られ、何らかの通貨防衛対策も打たれるだろうと思っていたが、残念ながらあまりにも酷い対応で、泣く泣く損切りする羽目になった。唯一評価できるのが前財務相の退任前の最後の仕事(緊急利上げ)ぐらいだ。大統領の影響力も大きすぎて中央銀行の独立はなく、幾ら中央銀行家がマトモでもどうしようもない。今後独裁に近い国には投資してはいけないという教訓を得れたとするしかない。
仮想通貨はビットコインドミナンスが更に増えて、とうとう50%を超えた。まだまだアルトドレインでビットコインに資金が戻っている。その影響か、ビットコインは若干反発しているが、イーサリアム・リップルなど他通貨は下落しており、仮想通貨市場全体からは資金がじわじわ抜けていっている印象だ。もう一段ビットコインが上昇して75万円を回復するようならいいが、大きなポジティブ材料があるわけでもなし、株式もリスクオフに傾きつつある状況では苦しいかもしれない。新興国の国民が法定通貨をビットコインに交換しまくるような展開で跳ね上がることもあるのかもしれないが、流れ的にはまだ下という感じか。

- 関連記事
-
スポンサーサイト
theme : 仮想通貨
genre : 株式・投資・マネー