NYダウ暴落と仮想通貨


好調な指標が発表され続け、アメリカ経済は現状は順風満帆だが、それにより(ようやく?)米ドルの長期金利の上昇が懸念され、高値更新を続けていた米国株式指標が暴落した。1175ドルという下落は過去最高の額ということだが、下落率としては5%に達してないため、まだ崩壊云々ほどの打撃ではないだろう。

そもそも米国株式は一昨年11月以来、1年3カ月近く、これまで全くというほど調整してこなかったのが、あまりにも異常なことだったわけであり、PER的にもあと10~15%ぐらいは下落してもまだ割高なのではないだろうか。ただし、米国民はかなり株式投資への比率が高いようなので、それで資産目減りとなり投げ売りにより20%近く下落するようだと、本格的な世界的不景気とリーマンショック以来の株暴落に繋がるかもしれない。短期のスピード調整で、もう1、2年程度は好景気が持続するというのが、まだ大方の見方なのではないだろうか。ショックが続くようなら、利上げスピードを緩めるなど、なんらかの対応はとられるだろう。

当然のことながら、金余りによって本質的価値と程遠いバブルを起こしていた仮想通貨市場は軒並み大暴落。反発する形も見せない。「生きる」という点では全く必要ではない資産だし、適正価格も不明なのだから、信用収縮時にはまっさきに売られるターゲットとなるのはいたしかたないだろう。貸株ならぬ、貸コインとして幾らか利回りを貰えるサービスもあるのかもだが、各国金利がこれから金融引締めで次第にあがっていくことが予想される中、わざわざハイリスクな仮想通貨、しかも利益がでても雑所得とみなされる仮想通貨にわざわざ投資するような人間がいるだろうか。去年のように短期で2倍、3倍と増えそうならともかく、これだけ下がると、上がっても売り圧力が強すぎるので、よほどの好材料がなければ、去年のような加速度的な上昇は期待できない。つまり仮想通貨はハイリスクローリターンな資産となり下がってしまった。

1000種類以上あるという仮想通貨だが、これから何の役に立つかわからないようなマイナー仮想通貨は淘汰されていくだろう。チャート自体はバブル崩壊そのもので、しかも史上最高のバブルなので、下落も凄まじいものだろう。ブロックチェーン技術自体は有望とみられているので、利便性のある有望な仮想通貨はゼロに近いところまで叩き売られることはないと思う。しかし、あまりにも種類が多すぎるし、金余りが続かない状態でビットコイン500万円とか、昨年喧伝されていた価格にはならないのは確かだろう。


コインチェックは出金の見通しをアナウンスしたようだが、いまだに出金できないようだ。真偽はともかく、資産は保全されているというアナウンスは安心材料だ。出金にも「技術的な課題」があるとのことだが、分別管理しているものを出金できないというのは不可解すぎる。検査に入った金融庁職員からのアナウンスもない。コインチェックユーザーはこの下落で何もできないので、売り方でない限り、毎日地獄を味わっていると思う。仮に取引が再開しても、今後、強制ホールドの損失を補償してもらう訴訟が頻発するかもしれない。私ももしコインチェックで取引していれば、犯罪だとみなすほどの行為だ。それほど顧客資金のロックは残酷な対応なのだ。いくらサービスが使いやすくても、顧客資産の管理、顧客対応などの基本的なサービスを疎かにしているコインチェックは取引所としては失格であり、今後倒産しないにしても非常に苦しい運営を強いられるのではないだろうか。



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